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心のスパイス31~32

心のスパイス31
その力は魂に集中させるんだ。

ノートをどうしたらいいかと心配しているとき、
おまえは自分の非常に危険な部分を
それに集中させているんだ。
わしらは誰でもその危険な部分、
その執着心というものを持っている。
そしてわしらが強くなればなるほど、
その部分は致命的なものになってゆくんだ。
戦士に必要なことは、
自分の力を集中させるようなものは
もたないということだ。
その力は魂に集中させるんだ。
つまらぬ盾になどではなく、
未知のへの真の飛翔にな。
おまえの場合、
そのノートが盾になっているんだよ。
そんなものは
平和な生活の妨げになるぞ。

~ドン・ファン達が、カスタネダ等弟子に話した言葉。
ドン・ファンはヤキ・インディアンでナワ―ル。
ナワ―ルは世界の真の姿を見通し、
そこから自由になる能力を持つ者たち。
カスタネダはアメリカの大学生で文化人類学専攻。
いつの間にか(だまされて)
ドン・ファンのグループの一員になっていた。
詳しくは二見書房から出版されている
カルロス・カスタネダの著書を、お読みください。
おすすめは「沈黙の力」と「意識への回帰」。~

カスタネダはいつもノートを持ち歩き、
ドン・ファンの言動等を
かなり執拗に記録していました。
それについて注意される場面です。
これは日頃の私たちにも
あてはまることではないでしょうか。
いつも何かにとらわれていたり
執着していたり、
人間関係、仕事や勉強の成績等、
数えあげたらきりがないほど
意識を分散させてしまっています。
ドン・ファン達は、
それを、魂に、
未知のへの真の飛翔に、
集中させるべきと言っています。
人生は長いようで短い、
私たちは
何に向かって邁進するべきでしょうか。

心のスパイス32
力の場所に座る

力の場所に座る
戦士というものは、自分が待っているということ、
そして何を待っているかを知っているもので、
それを待つあいだに世界を眺めて楽しむのだそうだ。
戦士の究極的なものは歓びなのだ。
思考が止まる時、意志の来訪がある。

ずいぶん山に行き、岩や大木の近くで座りました。
今でも、時々公園や神社でそうしています。
思考が止まる時、意志の来訪がある。
これを座禅でやってみようと思います。
戦士が待っているものは、意志=精霊。
それは宇宙、世界の偉大な智の宝庫であり、
歓びであると思います。
とにかくあわてず、淡々と
それを待つあいだに世界を眺めて楽しもうと思います。

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