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心のスパイス16~20

心のスパイス16
あらゆるものは計り知れない謎だ

ドン・ファン達が、カスタネダ等弟子に話した言葉。
(ドン・ファンはヤキ・インディアンでナワ―ル。
ナワ―ルは世界の真の姿を見通し、
そこから自由になる能力を持つ者たち。
カスタネダはアメリカの大学生で文化人類学専攻。
いつの間にか(だまされて)
ドン・ファンのグループの一員になっていた。
詳しくは二見書房から出版されている
カルロス・カスタネダの著書で、
おすすめは「沈黙の力」と「意識への回帰」。
以下、抜粋。)

「規則の最初の教えは、私たちを取り囲むあらゆるものは、
計り知れない謎だ。」

「規則の第二の教えは、私たちはそうした謎を
解こうとしなければならない。
ただし、やり遂げられるなんていう希望はもたずに。」

「規則の第三の教えは、自分を取り囲む計り知れない謎や、
それを解くという自分の義務に気がついた戦士は、
その謎の中で、正しい場所に自分を置き、
自分自身も、その一つなんだと考えることよ。
そうなれば、戦士にとってそれが小石だろうと、
アリだろうと、自分自身だろうと、
存在の謎には限りが無くなるでしょ。
これが戦士の謙遜というものなの。
誰もがあらゆるものと平等だということよ。」

規則とは、ドン・ファン達がとらえている、この世界の真実。
戦士とは、自分や世界を知ろうとするため、
自分から力を奪い取ろうとする自我意識と戦う者。
私たちはこの世界の一体何を知っているのだろう。
この世界は、こんなものだと思うのは、
ちと尚早で、損な話です。

心のスパイス17
あらゆるものは計り知れない謎だ2

「規則の第四の教えは、楽にして、
自分を捨て、なにも恐れないの。
そうなってはじめて私たちを導く力が道を
切り開いて手助けをしてくれるの。
そうなったときだけね。」

「規則の第五の教えは、
手に負えないものごとに直面したら、
戦士はしばらく退却するの。
心をさまよい歩かせておくのよ。
つまり他のことに時間を使うの。
なんでもいいのよ。」

「規則の第六の教えは、
戦士は時間を圧縮するの。
たとえ一瞬でも、それは重大なのよ。
命を賭けた闘いでは、
一秒は永遠と同じですからね。
その永遠が結果を決定するかもしれないんですもの。
戦士の狙いは成功することなんだから。
時間を圧縮するのよ。
戦士は一瞬たりとも無駄にしないの。」

規則とは、ドン・ファン達がとらえている、この世界の真実。
戦士とは、自分や世界を知ろうとするため、
自分から力を奪い取ろうとする自我意識と戦う者。

私たちはこの世界の一体何を知っているのだろう。
この世界は、こんなものだと思うのは、
ちと尚早で、損な話です。

私は病院で働いていたとき、
多くの亡くなる方々をみました。
その時、こんなことを感じました。
どんなに財力、権力があろうが死は避けられません。
死が近くなった時、人は本当に大事なものが見えてきて、
自分は何も知らないということに気づくのではないでしょうか。

現代人は自分と世界について何も知らない。
ある人は無力感に怯え、
ある人は自身の人生に満足していても、
やはり自分と世界について何も知らない。
それにたいして、ドン・ファン達や、
昔の行者、仙人は生命の可能性に挑み、
大いなる何かをつかんでいたのではと思います。

心のスパイス18
自分自身を深刻に考えたりしない。

「自分自身を深刻に考えたりしない。」

「自分を笑う。」

「自分が馬鹿であることを恐れなければ、
相手が誰であろうと馬鹿にすることもできる。」

「戦士はけっして物事に執着しないものだ。」

「これからやってくる時間に顔を向けるのだ。」

「完璧というのはエネルギーの適切な使い方
以外の以外のなにものでもない。
わしの言うことにはモラルの問題など
少しも入っていないんだぞ。
わしの場合はエネルギーを節約することで完璧になるんだ。
これを理解するには、お前自身が充分に
エネルギーを節約しなければいかんのだよ。」

「戦士は戦略の一覧表を作るんだ。
自分がすることをすべてリストアップするんだよ。
それから自分のエネルギーを使うことに
関して一息つくためには、
どの項目が変更可能か考えるんだ。」

意識の使い方でエネルギーを節約しましょう。
肝=怒り、腎=恐れ、肺=悲しみ等。
東洋医学的に観察いたしますと、
きれやすい人は、肝が実している。
引きこもりの人は、腎が虚している。など、
内臓の働きが弱い、またはバランスをくずしている。
ととらえます。
感情の垂れ流しをひかえれば、
エネルギーの節約になります。
相手のどの言葉に反応して感情が波立つか、
よく観察しましょう。

心のスパイス19
通常の知覚ではつかまえられない何かを知覚する能力

「通常の知覚ではつかまえられない
何かを知覚する能力なのだ。」

「実際にしていることといえば、
自分の中にその力があり、
しかもそれをものに出来ると
自分自身に納得させることなのだからな。」

「今おまえが学んでいるのは、
エネルギーを蓄えることだ。」

普段の自分の意識にないものを
時々、感じる。
それはインスピレーションや他の何か。
それが面白い。
そのために練功してエネルギーを増幅し、
そのエネルギーの力で、
自分にはその力があるという感じを強める。

心のスパイス20
知覚のメカニズム

「すべてはおまえに世界には
目に見える以上のものがあるということを
納得させるための仕掛けだったんだよ。」

「この宇宙には測り知れない
言語に絶するひとつの力が存在しており、
それを意志と呼ぶ。
そして宇宙全体に存在する万物は例外なく
ある環によって意志に結びつけられている。」

「意志はあまねくいきわたった知覚を
ひきおこす力である。
私たちは知覚することが原因で
意識をもつわけではない。
むしろ意志が圧力をかけ、
侵入する結果として知覚するのだ。」

今の先端の科学はこれに近いことを言いはじめている。
脳が知覚するのではなく、空間に意識があり、
脳は、それを受信しているだけだそうです。
それにしても彼らが凄いのは、機械にたよらず、
自らそれを知ったということです。

「意志が圧力をかけ、
侵入する結果として知覚するのだ」

ならば、意志が近くにきたらそれがわかり、
圧力をかけやすいように、かたいところや
ふさがっているところを取っておかないと。

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