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日本人の心と体を江戸時代レベルに。

江戸時代は日本の文化が醸成された時代ですね。
私は今の日本に幕末の志士のような人が
多数出てきてほしいと願っています。

養生法講座は私の習った伝統武術や気功が基です。
その中の一つ、
大東流合気柔術の先生は95歳まで生き、
最期まで、頭脳明晰で、その技は素晴らしく、
今でも、私の理解をはるかに超えています。
先生は明治生まれで、先生の師は会津の武士です。
幕末から明治の気風はこういうものであったかと
髣髴させる人でした。
眼光が凄く、龍の目という感じでした。
厳しい先生で、人をほめることは、
ほとんどありませんでしたが、
全員の練習を見てくれていました。
印象深いのは、上位の黒帯の先輩が
後輩に指導している時、
「君、その人にそんなに激しくやってはいけない、
前の若者には、その指導のしかたでよいが、
その人の年齢を考えて、前の日まで、
どういう生活をしていたか、感じないといけない。」と
注意した時、
先生の観察力の鋭さや優しさを感じました。
この道場で、
柔道着が汗でびっしょりになるまで押さえたり、
投げられたりしているうち、半年もしたら、
重心が沈んで力の抜けた体になっていました。
ここでの練習は思いきり力を入れて押さえてくるのを、
筋力にたよらずに持ち上げる練習が主体でした。
先生が亡くなった時、骨がりっぱで、
骨壷に入りきらなかったと聞きました。
当時、私は病院勤めで、
薬を多く取った人の骨は焼くと、
ぼろぼろになると聞いていました。
この違いは何なんだろうと思っていましたが、
今の私の確信は、
「骨と脳神経は生きている間は衰えない。」です。
どのように毎日を過ごすか、何を食べ、
何を考え、どのように体を扱ったかで決まると思います。

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