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心のスパイス(戦士の道)

 


私はいろいろと精神世界を見聞きしましたが、
教師は誰かの生徒。
心理セミナーの講師は、誰かの生徒。
本も誰かの本を元に書かれている。
そういうのは、もういい。
オリジナルが面白いし、ためになる。

原始仏典、仙道の古典、東洋医学の古典は
ためになりました。

おすすめはカルロス・カスタネダの
沈黙の力、意識への回帰などの著作です。

「戦士は自分の世界を自分の狩場に変えるんだ。」

「わしらはみんな目の前に飛び出す
一立法センチのチャンスをもっとるんだ。
戦士であろうがなかろうが。
ふつうの人間と戦士の違いは、
戦士はこれに気づいとって、
自分の一立法センチが飛び出して来た時に、
そいつをつかまえるだけの
スピードと勇敢さをもてるように、
いつもじっくり油断なく待っとるのさ。」

解説・・・
自分の意識の
内側と外側、双方を意識して、
気分の変化を観察。
頻繁にいつも意識に上がってくるのは、
記憶やそれを元にしたイメージや欲求。
そうじゃないものが、コツンと来る瞬間がある。
それを待つ。
獲物を狙う、動物のように。

自分の弱点に忍び寄る。

「獲物に忍び寄るのと同じようにしてよ。
まず、あなたの弱点がやることを、
全部、知りつくすまで、
自分の型に、はまった部分を見つけだすでしょ。
そしたら、そこに近づいて、
檻の中のうさぎをつまむように、
それをつまむのよ。」

自分の弱点を見て、
嘆く必要はありません。
つまんで捨てるだけです。
弱点が出て行かなければ、
出て行くまで、
眺めているか。
出て行くように、行動してみます。

心のスパイス2

「自分のなかの対話を止めることだ。」

ドン・ファンたちは、
自分のなかの対話を止めることで、
あらゆることが可能だと言う。

私には、まだよくわからない。
私の理解では、
普段、私たちは自分の心の中で
ひっきりなしに、おしゃべりをしているのは
まちがいない。

そのおしゃべり=対話の内容が、
その人の思考パターンで、
それがその人の行動になり、
運勢を形成していくということも
ほぼ、まちがいないと思われます。

いったい心とは何なのか。
仏教でいう、
色、受、想、行、識は
大まかに、
体、感覚、イメージ、意欲、記憶
ととらえて、
心の中は、この5つが
めぐりめぐっている。
そして、私は体でなく、
感覚でもなく、
イメージでもなく、
意欲でもなく、
記憶でもない。
ということに気づく。

私はどこにもいない。
というのが仏教の主張。
傍観者である私(真我)が見ている
というのがヒンドゥ教の主張。
どちらもそのとおりと思う。

さらによく見ていくと、
意識というのは、
あぶくのように浮かんでくる。
そしてだんだん
次のあぶくが浮かんでくる
間が見え始め、
その間が広がってくる。

その間は何も無い。
そこを見ていくと、
深い湖のよう。
そこは、
すべてのものに
つながっている感じがする。

心のスパイス3

「戦士にとっての戦いは、
個人や集団の愚行でも、
悪意に満ちた暴力でもない。
戦士の戦いとは、
人間から力を奪いとろうとする
個々の自我意識との闘いなのだ。」

周りで何が起きても、
それが人間の心の根幹に
影響することは無い。
自分でその出来事を解釈して、
嫌な気持ちになったり、
幸せな気持ちになったりする。
自我意識で損していないか、
要チェックです。

心のスパイス4

「私の存在の内部には、二つの明らかに、
たがいに切り離された部分がある。
一つは極端に古く、くつろいでいて無関心な部分。
それは重く、暗く、あらゆるものと結びついており、
私の中の何も思いわずらうことのない部分。
—なぜならそれはどんなことにも耐えられたからだった。
それは期待なしで、あらゆることを楽しむことができた。
そしてもう一方は軽くて新しく、ふわふわとして、浮ついた部分。
しかも神経質で性急、不安定で
いっさい何事も楽しむことが出来ないために、
ひどく自分を気にかけていたが、
それはその部分に自分と何かを結びつけるための力が、
全く欠けていたからだ。
それは孤独で、表面的で、傷つきやすかった。
私はいつもその部分を使って世界を眺めていた。」

私たちの多くが表面的な意識を使って生き、
孤独で、傷つきやすい。
古い意識は、あらゆるものと結びついており、
何も思いわずらうことなく、どんなことにも耐えられ、
期待なしで、あらゆることを楽しむことができる。
こちらにコンタクトしていたいものです。
ドン・ファンやカスタネダはすでに世を去ってしまいました。
私は彼らに教わることが出来ないので、
代わりのものを探しました。
仏教、仙道、武術、気功等。
彼らの言う、エネルギーを高める方法に近いものが、
これらにあると思います。
彼らは、あらゆる時と場を利用し、エネルギーを高め、
世界の真の姿を見抜き、それから自由になる。
それを成し遂げた、凄い人達です。
何とか少しでも近づきたいものです。

心のスパイス5

「たそがれの薄明かりに
力と冷静さを与えたまえ
と頼むんだ。」

ドン・ファンたちは朝夕の
たそがれ時を重要視していた。

トワイライトゾーン
世界が美しい時間です。
私もただ、素直に、
たそがれの薄明かりに
「力と冷静さを与えたまえ。」
と頼みます。

心のスパイス6

「自分が何を強調するかってことにあるんだ。

自分をみじめにするか、強くするかさ、仕事の量は同じなんだ。」

全くこの通りだと思います。
私たちは自分の内部の対話の中で、
自分の首をしめるようなことが
多いように思います。
気分良い感覚にフォーカスして、
自分を強くする方向に向かわせましょう。

心のスパイス7

「死は待っとるんだ。
そして今、現に、ここでこうしていることが
地上での最後の戦いになるかもしれんのだぞ。
わしが、それを戦いというのは、それが苦しい努力だからだ。
ほとんどの人間は苦しい努力も考えもなしに
次から次へと何かするんだ。
だが狩人は反対にひとつひとつの行為をしっかり見極める。
そして自分の死のことを深くしっとるから、
なすことひとつひとつが最後の戦いになるように
慎重にことをすすめてゆくのさ。」

命を無駄にしないように、
自分の体内感覚で
消耗しないように気をつけ、
慎重にひとつひとつ行動してゆきたいものです。

心のスパイス8

「昼間のあいだは何度もからだをのばさにゃいかん。」

「なにもしやせん。

からだが爽快さを感じる。それだけだ。
自分をしっかり扱っとるから、疲労とか具合が悪いとか
感じる理由がないのさ。
その秘密は自分が何かをするかより、
何をしないかってことにあるんだ。」

体を伸ばして通りのいい体にしておき、
周囲の変化を感知できるようにして、
エネルギーが入りやすいようにしておく。
無駄な動きや無駄な思考をしないようにして、
自分のエネルギーを浪費しないようにして、
周囲の変化を感知できるようにして、
エネルギーが入りやすいようにしておく。
からだが爽快さを感じることにフォーカスして。

心のスパイス9

「自分の力を信じるんだ。
この神秘的な世界で人がもっているのはそれだけなんだからな。」

「人間のやることは、そいつの力次第なんだ。」

「十分に力をためた戦士が知者になる。」

力をエネルギーと変えれば、わかりやすくなります。
世の中で成功していたり、
大きな事業をする人は強いエネルギーがあります。
エネルギーがあれば、体も強く、
心も強く、頭脳明晰のようです。
逆に気力が湧かない、
うつ傾向はエネルギーが枯渇しているととらえられます。
個人のエネルギー量がすべてを決めているようです。

 

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