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中枢神経に作用して咳を抑える成分

咳を抑えることを目的とする成分のうち
延髄の咳そう中枢に作用するものとして、
リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、その他がある。
リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデインの作用本体である

コデイン、ジヒドロコデインはモルヒネと同じ基本構造を持ち、
依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分と呼ばれる。

長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が
現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。

リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデインは、
妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が
胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。

また、定められた用法、用量の範囲内で胎児への影響は
不明であるが、吸収された成分の一部が乳汁中に
移行することが知られている。

そのほか、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデインは
胃腸の運動を低下させる作用も示し、
副作用として便秘が現れることがある。

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