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水と生命

生命とは何か? 45 氷は水に浮かぶ

1) 氷は水に浮かぶ
普通に生活をしていると、氷が浮くことを疑問に思うことがないように思うが、これはとても特異性のあることである。ほとんどの物質は、液体から個体に変わる時、体積が減り密度が大きくなる。ところが、水は氷ると体積が増え密度が小さくなる。もし、このような特性がなかったら、地球は氷で覆われ生物は死滅していたと言われる。
水の惑星 地球と生命の章でも述べたが、水の密度は4℃で最大の値をとる。したがって、深海では、海面に起こっている波の影響もなく、4℃に近い一定の温度に保たれている。(海水には、多くの物質が溶けているので、最大密度温度は4℃よりも低い)また、氷の水分子は、六角形に並び水素結合で結ばれ、すきまの多い構造をもっているため、体積が増え密度が小さくなり水に浮く。

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