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水と生命

生命とは何か? 29 量子論からみた生命

第一節 『量子論からみた生命』

1)量子論とは
量子論とは、ニュートン以来の物理学(古典力学)では捉えきれない、ミクロの世界の素粒子のような小さい世界に適用される物理学理論で、今我々が身近にしているPCや半導体や遺伝子やDNA構造、核融合反応も量子論に従って起こっている現代で最も最新の新しい考え方である。現代物理学は、相対性理論と量子論の二つの法則によって、ミクロの世界、マクロの宇宙を解明しようとしている。1922年にデンマーク生まれのニールス・ボーアが量子論を築いて功績でノーベル賞をもらっている。量子力学とは、原子核の内部構造や電子の運動を突き止め体系化しようとする学問。
1900年12月ドイツの物理学者プランクが『エネルギー量子仮説』発表する。従来の常識を打ち破る「量子」という考えは、光が持つエネルギーの研究から生まれた。物質が粒と波の性質をあわせ持つことを明らかにした。量子とは、光のエネルギーを「E=hv(エイチニュー)」を単位とする固まりとして考える。この単位でなければ受け取れない、光のエネルギーは「とびとび、不連続」である。従来の物理学のでは連続的なものと捉えていたため、量子論はいままでにない物理学の現象を発見していくことになる。

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