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人の生命 3

人の生命とは何か。
人間とは。
なぜ、この世界はあるのか。
宇宙とは。
いつもおぼろげながら考えていました。
インドの聖典、バカヴァット・ギ―タ―の
戦争のシーンで、
アルジュナが友人で、神であるクリシュナに
「身内同士で争うのはつらい。もうやめたい。」
ともらすと、クリシュナは
「これはあなたの努め、やめてはならない。」
と言い。そして、
アルジュナに神のリーラを見せます。
戦争中、亡くなっていく兵士を巨大な神が
吸いこんでいく。
つまり、すべての生き物は、
神より生じ、神に帰すということ。
これと似たシーンが、
カルロス・カスタネダの著作シリーズにもあります。
全ての人の意識は巨大なイーグルの口から生じ、
また、亡くなるとイーグルの口に吸いこまれる。
しかし戦士と呼ばれる集団は、
人生をかけ、自分のエネルギーを高め、
世界の本当の姿を見通し、
イーグルの口には吸いこまれず、
イーグルの脇をすり抜け、その周囲を回るといいます。
東洋でそれに近いことをしているのは仙人。
普通の人の生命は誕生してから亡くなるまで、
エネルギーを消耗し続けます。
一方、仙人等は、逆に
エネルギーを高め、増幅させていきます。
赤ん坊の様なエネルギー状態を目指します。
今の人間社会では、ほとんどの人が、
自分の生命の可能性を知りません。
自分の生命の可能性を知ることこそ、
本当に価値のあることではないでしょうか。
今まで、いろいろな本を読みましたが、
その人の実体験によって書かれた本が胸に響きます。
単なる想像だったり、誰かの文を元に書かれているものは、
おもしろくても、響きません。
世の中の多くの本や映像はこのタイプです。
先端科学の映像や、仏教、ヨガ、道教(仙道)の経典、
カルロス・カスタネダの著作シリーズは、
私にとって胸に迫るものがありました。
そして、登場人物のドンファンたちや、
インディアン、役の行者のまねをして、
山に行き、泊ったり、
巨石に寄り掛かったり、座ったりしました。
そのうち、おぼろげながら、山、木、石等の
自然のエネルギーを感じるようになりました。
武術や気功の練習も、これに役立ちました。
ドンファンたち、戦士と呼ばれる集団は、
人生をかけ、自分のエネルギーを高め、
世界の本当の姿を見通し、
(世界は光る糸で全てがつながっていて、
その中心にイーグルがいる。)
イーグル(世界)の口には吸いこまれず、
イーグルの脇をすり抜け、その周囲を回るといいます。
東洋でそれに近いことをしているのは仙人です。
エネルギーを高めて、肉体のエネルギー化にも成功したら、
白日昇天です。
私はドンファンたちや、仙人、昔の行者にあこがれましたが、
彼らとの接点はありません。
しかし武術の中に
その根になるものがあると感じています。
丹を結ぶ。
体内のエネルギーを感じ、強め、
丹田をしっかりつくることが、
門に入ることと考えます。
私の経験では、
丹田が出来て、重心が沈むと、
自分より、身長が高く、体重が重い人と、
推手して、押されても平気になります。
腰痛、肩こり、胃痛、その他、
その人が慢性的に抱えている症状が、
いつの間にか消えているということが、
よくありました。
なにより、気(エネルギー)を感じているのは、
気持ち良く、快く、心地良く、
いつの間にか、体が丈夫になっているのが、
良いところだと思っています。

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