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クラゲの様な感覚

今まで習い覚えた養生法や武術や瞑想は、
すべて生活に役立つもので、生活術と言えると思います。
心身の弱いところを補い強め、気血の流れをよくして、
円満に至る道だと思います。
また、 人と自然をつなぐ道だと思います。
人のからだも地球の表面も７０％水です。
海の波のように、からだも呼吸により、波うっています。
体内にも、地球上で起こる自然現象があります。
全身リラックスして、
各関節を少し曲げ緩め、脇と股関節は少し開き、
どこの筋肉も無駄に緊張しないように、
血液が全身くまなく流れやすいようにします。
体がフワッと暖かくなります。
ならない時は、腕振りしたり、
体をねじったり、ゆさぶったりして緩めてください。
それから合掌して手のひらをこすりあわせ、
暖かくなったら少し離し、手のひらから出ている、
ご自分のエネルギーを感じます。
そして膨らませたり縮めたりして遊びます。
これだけで軽い瞑想状態になります。
それから、
お腹の前にボールを抱えている形をとり、
ご自分の体をよく感じてください。
呼吸と共に微妙にふくらんだり、
縮んだりしています。
その感じが私には
クラゲのようだと感じました。
大海の中で浮遊する感じで気持ち良く
体を練っています。
立禅の練習を始めた当初は、肩や背中が痛くなってきても
強くなりたい一心で我慢して行なっていました。
でも辛いので長続きせず、その効果も良く理解できませんでした。
本当にこんな練習で強くなるのか疑問でした。
そのうち、先輩方の助言をいただき、要領がわかってきました。
辛くなってきたら、その筋を伸ばすようにします。
何より大事なのは、気(エネルギー)の強化なので、
筋肉が緊張して辛い状態では効果はおぼつきません。
我慢しないで腕振りや歩行をします。
そして再度行ないます。
腕を円形にすると背中の通りが良くなるのを感じませんか。
そしてクラゲのように
大海の中で浮遊する感じで気持ち良く
体を練ります。
これで実際に全身が強化されるので、
先人の知恵に驚くばかりです。