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太極拳の立ち足訓練2

太極拳総合教程、陳炎林著より、

馬歩たんとう
両足を平行して開く。広さはほぼ両肩の幅くらい。
身体を下に落とし、膝を少し屈める。
重心は両腿に分ける。
上半身は正直にし、
頭頂を懸げ、
腰をゆるめる。
胸を含み背を抜き、
肩を沈め肘を垂らす。
眼神は手を視る。
鼻で呼吸する。
両腕を曲げ、前に出す。
掌心を向き合わせ。
球を抱くようにする。
この時、
一昇一降に分ける。
一昇では身をほんの少し上げる。
両手をやや開き、
気は吸となり脊背に貼る。
一降では身をほんの少し坐らせる。
両手をやや合わせ、
気は呼となり丹田に沈める。
要するに両手を一開一合する。
それは肺の動きと同様である。
初めて学ぶ時は毎回五分程度にし、
少しずつ増やす。
日を経るにしたがって下部が安定し、
四肢全身の細胞が充実してくる。
そして丹田の気もまた充足してくるのである。

この方法なら無理なく行なえます。
よく馬歩というと膝を深く曲げる姿勢と思う人が多いと思います。
実際そのように解説している本や教室が多いです。
そうすると膝を痛めやすいです。
この方法は今、私が自然に行なっているやり方とほぼ同じです。
「日を経るにしたがって下部が安定し、
四肢全身の細胞が充実してくる。
そして丹田の気もまた充足してくるのである。」
ということは身をもって実感しています。
丹田の気がふわふわしたものから
かたまりになりつつあります。

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