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太極拳の立ち足訓練

太極拳総合教程、陳炎林著より、

太極拳の構え立ち。
一つの姿勢でじっと立つ訓練は
馬歩と川字式の二種に分けられる。
先人たちは太極拳を練る時、
まず先にこの両種の歩法を練って下部に力をつけ、
身がふらふら浮かないように鍛えた。
その後で架子と推手を習うと、
初めてそれが役立つようになるのである。
このような訓練は家屋を建てる時の基礎に例えることができる。
基礎がしっかり固められていなければ、
その上にどうして大きな建物を建てることができよう。
惜しいことに現今、学ぶ者の多くが、
ここから入って少しずつ進もうとはせず、
初めから盤架子や推手を練習する。
立ち足訓練を経なければ下部に効力なく、
重心は簡単に崩れるということを知っておくべきである。
そのため本編では特にこれを掲げ、
学ぶ者の注意を促したい。
そうすれば盤架子の時になって無理に腰を低くさせたり、
姿勢を正確にするよう過度に求める必要がなくなる。
また推手の時には、ちょっと按えただけで
身が仰向いたりするような病弊も避けることができる。
この種の練習ではあまり時間の長短にこだわらない。
恒心を持って日常的に続けさえすれば、
一箇月後には効果が現れるものである。

この文章を見て、やはりそうだったのか。
と得心しました。
よく太極拳を教わるとき手足姿勢を注意されると聞きます。
先に下部に力をつけ、身がふらふら浮かないように鍛えておけば、
多少姿勢が崩れても身は安定しています。
私は立禅や単式、歩法等を行なって最初は地味だし、
意味がわからなかったけれど、
今はこれのおかげで体づくりができたと実感しています。
これらの練習にはこつがあり、
無理なく気持ち良くできます。
また、
この種の練習ではあまり時間の長短にこだわらない。
恒心を持って日常的に続けさえすれば、
一箇月後には効果が現れるものである。
これもその通りで日常のちょっとした時間に
これを行なう癖をつければ、
一箇月後には効果が現れるでしょう。

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