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丹田は生命の働きと深くかかわっている

太極拳総合教程、陳炎林著より、

もし気が足りていると、すなわち丹田が
十分に満ちている時、これを按えると
まるで太鼓の様である。
芸高き者は呼吸する時、
丹田を換気の場所となす。
普通の人の呼吸とは全く違うのである。
子供が寝ているところを見れば分ることであるが、
その呼吸も腹部による。
吐いたり吸ったりするたびにその腹が
高くなったり低くなったりしている。
年齢が大きくなるにつれ呼吸と丹田は遠くなっていく。
年老いて臨終の時になると、その呼吸は
わずかに喉と胸の間にある。
これによっても丹田と人生の関係が
極めて重要であることを知りえよう。

丹田は東洋の身体文化の特徴と言えるでしょう。
これを知ると筋肉にあまり頼らなくてすみます。
年齢は関係なくなります。
さらに体の大小高低が関係なくなります。
そして最も意義深いことは生命の働きと深くかかわっていることです。
それゆえ、太極拳等、内家拳は養生の道でもあるのです。

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