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空虚への不安

加藤諦三氏の
「苦しくても意味のある人生」より

マネージャー病=
仕事中毒から派生する心臓関連疾患。
マネージャー夫人病というのもある。
それは逆にたくさんの時間をどう使ってよいかわからない。
そこで飲酒癖に陥る。
いずれにしても
「空虚への不安。真空への恐怖」に苦しめられている。
力への意志だけで動けば、
社会的に成功しても失敗しても、
自分の人生に意味を感じられない。
成功しても何か空しい。
だから、もっと権力を求める。
実存的欲求不満を癒そうとして生活のテンポが速くなる。
人間が苦しみから救済されるには、
価値の視野を広げることがその一つの方法である。

私は病院勤務時代に、
ある大企業の元重役の方で、認知症の方をみました。
2号さん宅で倒れた為、家族は見舞いに来ませんでした。
ですので、お金や地位を持ったから素晴らしいとは、
思えなくなり、
さらに、多くの人をみて、外見は年をとっても、
中身が大人の人は、ほぼいないと思うようになりました。
みな子供のまま、生き、最後を迎える。
では私の考える大人とは何かというと、
それはその人自身と、この世界を知りつくした人、
つまり大悟した人です。
少ないのは当然ですね。
ですけど、地球の全ての人がそろそろ、
意識をそちらの方に向ける時期だと思うのです。

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