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人の生命2

今まで、いろいろな本を読みましたが、
その人の実体験によって書かれた本が胸に響きます。
単なる想像だったり、誰かの文を元に書かれているものは、
おもしろくても、響きません。
世の中の多くの本や映像はこのタイプです。
先端科学の映像や、仏教、道教(仙道)の経典、
カルロス・カスタネダの著作シリーズは、
私にとって胸に迫るものがありました。
そして、登場人物のドンファンたちや、
インディアン、役の行者のまねをして、
山に行き、泊ったり、
巨石に寄り掛かったり、座ったりしました。
そのうち、おぼろげながら、山、木、石等の
自然のエネルギーを感じるようになりました。
武術や気功の練習も、これに役立ちました。
ドンファンたち、戦士と呼ばれる集団は、
人生をかけ、自分のエネルギーを高め、
世界の本当の姿を見通し、
(世界は光る糸で全てがつながっていて、
その中心にイーグルがいる。)
イーグル(世界)の口には吸いこまれず、
イーグルの脇をすり抜け、その周囲を回るといいます。
東洋でそれに近いことをしているのは仙人です。
エネルギーを高めて、肉体のエネルギー化に成功したら、
白日昇天です。
今の人間社会では、ほとんどの人が、
自分の生命の可能性を知りません。
自分の生命の可能性を知ることこそ、
本当に価値のあることではないでしょうか。
私はドンファンたちや、昔の行者にあこがれましたが、
彼らとの接点はありません。
しかし武術の中に
その根になるものがあると感じています。
丹を結ぶ。
体内のエネルギーを感じ、強め、
丹田をしっかりつくることが、
門に入ることと考えます。

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