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本当に長寿?

病院に行くと、
半身麻痺している人、チューブから栄養をとっている人。
老人ホームに行くと、認知症の人が多くいます。
長生きしているけど、健康でない、病院に通っている。
そういう方が実に多い。

また、よく街中で、やることがない、あちこちが痛むなど、
年配の方の立ち話が耳に入ると、
私は、今まで出会った武術の先生方を思い出します。
皆、高齢でありながら、元気で頭脳明晰でした。
あ~、これを知れば、退屈な時間はなくなり、
健康にもなるのにと、いつも思います。

ある先生は、全身、エネルギーが満ちていて、
肋骨の間も充実していて、拳で打っても、
こちらの方が痛い程でした。
しかし、手足を硬い物に打ちつけるような練習はせず、
内臓を養い、気血を全身にめぐらし、
一つ一つの細胞を充実、強化した結果、
そのような体になっていました。
当時81歳でした。お顔は血色良く、
目はきらきらしていました。
また、凄く健脚でした。
これこそ本当の健康体だ。
これこそ本当のアンチエイジングだ。
と思いました。

昔の写真を見せていただいたら、
30代は胃を病み、やせて、げっそりしていました。
日々の錬功(内功)で、
このように体が変化していったとのことでした。

「合理的(東洋医学的)で、
心臓に負担をかけずに出来、元気が出てくる。
年をとってもできるし、おとろえない。
人を打つより、世界と向き合うようになる。」
と先生は言っておられました。
今は道教の修行をしているとのことでした。
私は先生の人柄、生き方にしびれてしまいました。
以来、対人の武術より、
世界に向き合う養生、瞑想に関心が移りました。

私は、今まで習い覚えた方法から、
効果があり、わかりやすいものを、
皆様の身につくように、お伝えしたいと思っています。

まずは血液を流すこと。
それには、温めることと、体を動かすこと。
温めるのは、手でこする、蒸しタオルでもよく。
半身浴をすれば、全身くまなく温まります。
体を冷やさない服装も大事です。
おすすめは重ね着です。
こまめに脱いだり着たりします。
運動は激しくやる必要はなく、背中がホカホカしてくれば良く。
ホカホカしている気持ちよい時間を感じていることも大事です。
その時、自律神経がよく働いてくれています。
運動、休憩を疲れない程度に。
または、少し疲れたら終了します。
時間も運動量も個人の体の状態しだいです。

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