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太極拳の立ち足訓練3

太極拳総合教程、陳炎林著より、

川字式たんとう
まず、直立する。
右足を前に半歩踏み出し、足踵を地に着け、
足尖をやや持ち上げる。
左腿を曲げる。
両足の広さは一尺ほど。
近すぎたり遠すぎたりしない。
上半身は正直にし、
臀部を突き出さない。
頭頂を懸げ、
腰をゆるめる。
胸を含み背を抜き、
眼神は手の前方を視る。
無思無慮となる。
気を一吸して脊背に貼り、
一呼して丹田に沈める。
身は下方に落とし、
全身の重心は大部分を左腿にかける。
右手が前にあり、左手が後ろにあり、
やや胸前に近づける。
掌心を段違いに向き合わせ、球を抱くようにする。
全身を軽やかにし、拙力は少しも入れずに、
できるだけ自然を求める。反体側も行なう。
この構えには前進、後退、中定、攻防などの
勢が含まれている。
ゆえに太極拳に於いては極めて重要となる。
先人たちは、この立ち足の功夫に対しては、
これを練って数十年経っても、
なお毎朝の練習を怠ることがなかった。
この構えは意を練り、神を練り、気を練るからである。
ゆえに太極拳を練るものは決してこれを等閑視してはならない。

この方法は太極拳以外の流派でもよく練習されています。
私は意拳で主に練習しました。
最初はこのような練習で強くなれるか、
はなはだ疑問でしたが、
今は、この練習には妙味があり、
奥が深く全く興味が尽きません。

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