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意と気の運行

太極拳総合教程、陳炎林著より、

太極拳に於ける用意(意を用いる)と気は、
初学者には難しい。しかし入門の方法がないわけではない。
すなわち、初めて十三勢(太極拳の型)を練る時、
或いは単式(個々の技)を練る時、
必ず仮想の力を用いるのである。
例えば、両手で行なう按式(両手で押さえる形)では、
あたかも前方に敵がいると想定する。
この時まだ手掌の中には発すべき気が十分にはない。
そこで自分の仮想によって、
気を丹田から脊背に貼り、
そのあとで、背から腕、手首、掌へとめぐらし、
ここからすべてを放出して敵の身に発するのである。
このような仮想は初学の時は描きにくいものであるが、
これを習って久しくすれば、自在に運用することができる。
意の至るところ気は必ずこれに随う。

今はイメージトレーニングは多くのスポーツで取りあげられています。
太極拳等では、随分前からイメージを使っていました。
そして成績等を上げるだけでなく、
実際に力が出てくるようになります。
そしてこの力は、年齢とともに衰えたりしません。
練功を続ければ、高まり続けます。
実際に80歳90歳の高齢になっても
健康で強い先生がいます。

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