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腰痛は腰痛でも

「腰痛は腰痛でも、
数回治療しても何も変化がない場合は、
子宮筋腫等の内臓疾患の可能性がある。」
と鍼灸学校の先生に教わりました。

昨日、来院した患者さんは、
「朝からぎっくり腰です」とのことで、
最初、電話で、お話をうかがうと、
ハイヒールでウォーキングの講習を受けたそうで、
おそらくそれが原因と思いました。

施術の際、寝返りも痛むようで、
最初、横向きで施術しました。
最も痛む部位は仙骨でした。

私は腰痛の患者さんを診るとき、
中央の背骨、仙骨が痛むか。
背骨の脇の脊柱起立筋等が痛むか。
臀部(坐骨神経痛)が痛むか。
問診、触診します。

背骨、仙骨が痛む場合は、ヘルニアや、
内臓からくる痛みで、重症ととらえます。

昨日の患者さんは、卵巣に腫瘍がありました。
病院にも行っていて、経過観察中とのことでした。
さらに背中の肝臓あたりが張っているので、
「床の上で寝たりしますか?」
と聞くと、
「はい、床の上でマットをしいて、タオルケットをかけ寝ています。」
との答えで、

これで、ウォーキングによる筋肉の過緊張と
床で寝て、腰を冷やし、肝臓、腎臓、卵巣、子宮等に負担をかけ、
それらの臓器が悲鳴をあげていると理解しました。

患者さんに、多少時間がかかることと、
内臓から根本治療しましょうと、お話して、
まずは毎日、半身浴と、腰痛のための養生法として、
腰を掌で擦る、疲れたら、丹田に掌をあてる。これを繰り返す。
と、腰をそらない姿勢で、腹筋背筋を強化する方法を
お伝えしました。
養生法を来院の際に少しずつ教えて、丹田、腰腹部を
しっかりしていただこうと思います。

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